米のりは剥がれないの?

建具や無添加住宅の集成材の接着は、米のりを使っています。『米のりって強いの?』とよく質問を受けます。

実はこの米のりがスゴイんです。米は熱によって、アルファ化(高分子化)することで“のり”となり、アルファ化した米のりは大変強く300年以上もつといわれています。

木の収縮という性質をよく考えると、お米のでんぷんと木のセルロースとは化学式がC6H10O5で、手のつなぎ方は若干違いますが、基本的に同じなんです。

同じということは、湿気を吸い、膨張しても膨張率が同じなので、伸び縮みが同じように動くということなんです。昔のお寺の仏像はよく考えられたもんですよ。

大手メーカーだけでなく現在住宅産業では、接着剤が当たり前のように使われています。

接着剤なしで家を造ることは不可能とさえ思っているメーカーも少なくないでしょう。

では、集成材の要となる接着剤は一体何なんなのか皆さんご存知なのでしょうか?

接着剤にはおもに、レゾルシノール樹脂接着剤と水性高分子イソシアネート系接着剤があります。

ともに、接着力の強さは国のお墨付きだそうですが、いったいどんな実験で“お墨付き”をもらったのか、それを住宅営業に携わる方がどれだけ知っているのかが疑問です。

また、集成材について長期間の屋外暴露試験を行った例が存在するのか?これも疑問です。

何を根拠に強いのかを知らない。ただ国の基準を唱えるだけとしたら、非常に無責任に感じます。

何かあったら国の責任?どの業界も、責任転嫁で世の中全体が回っているように思えてなりません。原発のように。。。

下記は、林産試験場の試験結果の抜粋です。

『水性高分子イソシアネート系接着剤の接着試験の結果、湿潤状態で接着強度は低下することが示されました。水性高分子イソシアネート系接着剤はわずかな水分が吸収されることでやわらかくなる性質があります。水に敏感な性質が耐久性に深く関わっていると考えられます。レゾルシノール樹脂接着剤は初期接着性能,耐久性ともに高い性能を持っています。他方,水性高分 子イソシアネート系接着剤は,レゾルシノール樹脂と同等の高い初期接着性能を有しますが,耐水性に少し問題が見受けられます。しかしながら,水性高分子イソシアネート系接着剤はホルムアルデヒドを発生しないことから使用を求められる箇所は多方面にあると考えられます。』

現在、集成材使われている接着剤は、ホルムアルデヒド対策された水性高分子イソシアネート系接着剤が主流です。

皆さんは、どうお感じになられますか?

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