窓は結露しませんか?

木造の場合はしません。ただし、漆喰を5mmくらいの厚めには塗っているので、水分を吸える容量としてはたくさんありますが、その容量を超えてしまうくらいの湿気があると結露する場合があります。例えば、お風呂から出てドアをあけてしまうと、脱衣場の鏡がくもるようにね。

RC(鉄骨)造の場合は、1年間は結露する可能性があると思ってください。でも、もっと大事なことを教えてあげます。

(実はこの後にお話しすることが最も大事です。結露が起こる場所によっては…)

結露ってガラス面に出ることが悪いと思っていませんか?

実はそれよりも見えない壁の中で起こっている結露の方が危険ということは、一般的にあまり知られていません。

対して、呼吸できる漆喰の壁は通気性が高いので、その日は結露していてもやがて消えていきます。

しかし、呼吸できない壁ですと、壁の中には入りにくいですが、木造の場合は、建物が年々動いていますので、必ずどこからか湿気は侵入します。

一旦侵入すると、呼吸できない壁というのは、出にくいものです。そうなると、構造材までカビで腐っていき、建物の寿命が急激に落ちてしまいます。

それが、お客様の見えないところで気づかない状態でどんどん進行していってしまうのです。高気密住宅でもよく使われるビニールクロスは典型的で、このような結露の問題も考慮したうえで選ばないと、大変なことになる場合がありますので、気をつけてくださいね。

reform_img6-btn reform_img6-tel