コンクリート造がなぜ無添加なんですか?

コンクリートは何からできているかご存知でしょうか?

化学的には石という括りになります。実は人体に有害な石はありません。

漆喰の元となるのは石灰岩ですが、その石灰岩に粘土を混ぜたものがセメントです。セメントに砂と砂利を入れるとコンクリートの出来上がり。イメージはとても化学物質が混じってそうで体に悪そうに感じますね。
でも原材料を知ると、漆喰が体に良くてコンクリートが体に悪いわけがないと思いませんか?
どちらも無機物で、腐らないし揮発するものがありません。
イメージが悪いのは、おそらくマンションなどで黒カビが発生してアレルギーになりやすいと言われているからかもしれません。

これは、マンションの造り方に原因があるんです。コンクリートに外は防水して(吹付)、内側はビニールクロスを貼ってと、ラップで覆われたような状態で呼吸ができなくなり、新築時のコンクリートの水分が抜けず、ずっと湿気が溜まっている状態にあることが、黒カビの発生の原因とされています。

 

それと、ラット(ねずみ)を、コンクリートと木の器に入れてどちらが早く死ぬかという実験結果がありますが、これはそのそもにして比較方法に問題があります。

コンクリート打放しの仕上げだと体内の気化熱が奪われ、体感温度は低く感じます。でも実際同じ部屋にある木と石ってほとんど温度差はありません。

地球上でエスキモーなどの寒い地域の人は油をたくさん摂る習慣がありますが、熱を奪われると体温保持のためにカロリーを多く必要とするからです。

 

ラットの実験では同じ量のエサしか与えられていなかったため、体感温度の低いコンクリートの器のラットはカロリーが足りなくなり、早く死んでしまったというのが本当のところです。

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